哲学者になりたい人

心のつぶやき。一応エンジニア兼絵本作家。

なぜ世界は平和にならないのか

こないだの記事が急に伸びすぎてアクセス数のバグを疑っちゃいました。すみません。ありがとうございます。

 

ちょっとこないだの記事に補足をしたいと思って今回ブログを書きました。

 

つまるところ、僕は平和な世の中を目指しているわけですが、当然飢餓をなくす、インフラを整える、人の命を救う、それだけで平和な世の中になるとは思っていません。

 

僕が思う1番変わらないといけないのは人間です。

 

今僕が思う人間に必要なこと大きく分けて2つ。

 

1つは、ある程度共通の価値観を全人類が持つこと。

 

もう1つは、人間がどういう生き物かしっかりと「知る」ということです。

 

1つ目について。

これは、国同士での争いについてかなり重要だと思っています。例えば宗教観の自由。

信仰は自由であり、どちらが正義とかはない。信仰を強要もしてはいけない。

他にも人類は皆平等で上も下もない。例えば客も店員もお互いに敬意を持たないといけないという簡単なものも。人種差別なんてのはもちろん。

あと私利私欲のために動くのは良くないこと、真実をもみ消すのは絶対にやってはいけないこと、という考え方とかです。

 

一見、資本主義の日本においては自分の幸せのために尽力するのがいけないのかという意見もありそうですがそんなことを否定するためにいっているわけではありません。

これはだいぶディープな話になりますが、事実今僕たちが教えられている歴史は勝者の歴史です。勝者の都合のいいように書き換えられたものです。

他にも、時代を支配してきたトップの人は、自分の都合の悪いことは全てもみ消してきました。情報操作というのは簡単なのです。今も現在進行形でそれは行われています。

この世界は勝者が偉い、勝者全てなのです。

 

そういったことがまかり通る世の中である限り、永遠に世の中は平和にならないし、争いもなくならないわけです。信じている真実が違うのですから。

本当の意味で理解はしあえません。

常に真実こそが最も重要であり、例えそれが自国や自分、自分の仲間や家族の不利益になることであったとしても、真実を書き換えることはよくない。受け入れる必要があるのです。

人間である以上これは難しいところではありますが。。

 

でも全ての人が常に真実という1つの認識を持つ勇気を持たない限り、憎しみは消えません。

国際間の問題の多くはこの真実の隠蔽というのが関係していると、個人的には思っています。

ですので勝っても負けても真実は真実だよね、悪いことは悪いこととして受け入れて反省していこうという考えはとてもとても大事なのです。

 

 

もう1つ平和のために重要なのは人間について知るということ。

これは先ほどの話より少し身近な話になります。

 

例えばテレビで事件のニュースを見ることがあると思います。ストーカーとかいじめからの自殺とか殺人事件とか。

それを見て僕たちは「なんてひどいことするんだ」、「どうかしている」と結果に対しての批判をして終わります。要は感情論です。

僕の考えでは、例え世界中の紛争や争い、確執がなくなり平和な世界になったとしてもこういう事件は無くならないでしょう。そしてこういった問題が解決しない限りは平和とは呼べません。

 

なぜ無くならないか。それは「なぜこの事件が起きたか」「事件を起こさないためにどうすればいいか」を本気で考え、対策しようとしないからです。

よりルールを厳しくしたり、制限をかけたり、といったことはあるでしょう。

しかし肝心なのはそういうことではないのです。抑さえつけるだけではダメなのです。

 

ひどい殺人を犯した人がいる。ではその人を死刑にすればもう殺人は起きませんか?

ストーカーを捕まればもうストーカーは生まれませんか?

いいえ、絶対に次の犯罪が起きます。

いじめだって誰が教えたわけでもないのにかなりの確率で起きますよね。

 

そう、それは僕たちが人間だからです。

人間とはそんなに強い生き物ではないのです。

人は誰しも認められたいし一人では生きていけません。承認欲求というものがあるのです。

こういった人間が元々持っている部分が大きく関係して事件や問題は起きるのです。

 

そして寂しさや憎しみというのは必ず人を壊します。

誰も見てくれない、認めてくれない、寂しい、その先に行きつくのがストーカーであり、ストレス、怒りや承認欲求、憎しみの先にあるのが殺人なのではと自身は思っています。

もちろん何事にも例外はありますが。

 

いじめの話で言えば、集団心理というのが1つ理由としてあるでしょう。他にも承認欲求や優越感、安心感、自分の認めていないものは否定したい、といったところも関係あるでしょう。

何度も言いますが人間が元々持っている性質が原因で、いじめが起きるのです。

 

他で言えば、バカッターなんてのは承認欲求の塊です。目立ちたい、周りの仲間に認められたい。

そんな思いから定期的にそういう人たちが生まれます。

 

あと、電車内のトラブルなんていうのはストレスが原因だろうとおもっています。

実際自分もストレスがたまり余裕がない時は、普段であれば気にせず流せるものが気になったりちょっとしたことでイラッとしてしまいやすくなります。

もちろんそういう自分の性質に気づいているのでより一層気をつけてはいますが。

 

 

そう、この気付きによってより一層気をつけるというのが、とてもとても大事なことだと思っています!

 

人間とは承認欲求の生き物。だから人の自慢話もちゃんと聞いてあげよう。それでその人の承認欲求は満たされるんだから。とか大人数でいるときは集団心理で罪の意識が下がるからより一層いつもより周りに配慮したり人を傷つけてないか気にしないと。だったり、みんなが好きなものをあえて否定したくなる心理とかも気にしたり。

 

このように人間がどういう心理を持っていて、どういう生き物か、というのを知ることで身近な不幸は減らし犯罪についてもより建設的な話ができるのです。

 

動物の図鑑とかでどういう生き物か見るじゃないですか。どういう生き物だからどう接さないといけないかを調べるじゃないですか。

 

それと同じことです。人間がどういう生き物か知らないのにうまく付き合っていけるわけがないのです。

高度な知性があるとは言え、人間だって一種の生き物であり同じような部分も多く持ち合わせているのです。人間は完璧な生き物ではないのです。

 

自分たちがどういう生き物か、どういうことに気をつけないといけないか、それを事前に知っておくことが「抑止」になるのです。

 

 

 

まあでも多分僕が今言っている内容は、絶対にテレビなんかでは聞くことはないでしょう。かなり世の中的にはタブーなところです。

 

 

まあここまで偉そうなこと言ってきましたが、一応こういう考えを人に伝えたときに「お前人に言っといて自分ができてないじゃん」と言われないために色々と意識してはいます。

 

支離滅裂な文章だったかもしれませんがそんな感じで終わります。

 

では。